最近、料理をしているときに猫が足元をうろうろ…。
この前は、ぐつぐつ煮えている鍋の横を猫がすり抜けて、思わず悲鳴を上げてしまいました。
「危ない!」と感じて、柑橘系のスプレーを試してみたものの、うちの猫にはまったく効かず…。
どうしたら安全に台所へ近づけないようにできるのか、悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか?
今回は、猫が台所に来る理由と、安全に近づけないための対策をまとめてご紹介します。
猫が台所に来たがる理由

猫が台所に来る理由には、次のようなものがあります。
・食べ物の匂いに惹かれる
・飼い主が長くいる場所なので一緒にいたい
・探検好きで好奇心が強い
・高い場所に登りたい本能がある
理由を知ることで、叱るだけではなく対策を考えやすくなります。
猫を台所に近づけない20の安全対策

ここからは、すぐにできる実践的な対策です。
効果的なのは、いくつかを組み合わせることです。
【物理的に入れない工夫】
・ベビーゲートを設置する
・ドアを閉める、引き戸にはストッパーをつける
・のれんやカーテンで仕切りを作る
・カウンターにアルミホイルやトゲトゲマットを置く
・ワイヤーネットで簡易フェンスを作る
これらは猫を危ないものに近づけないようにする方法です。
【においや感覚を使う方法】
・柑橘系、ミント系、お酢スプレーを使う
・市販の猫よけスプレーを試す
・アルミホイルのガサガサ音で近づきにくくする
・両面テープで「ベタベタが嫌」な感覚を使う
・超音波の猫よけ機器を使う
わが家では台所に猫が来ないように、柑橘系のスプレーを使ってみました。
でも、うちの猫はまったく効果がありませんでした。
逆に、3男に「変なにおいがする~」と言われました。
【台所の環境を整える】
・生ゴミを放置しない(密閉ゴミ箱に入れる)
・調理後は片付けを早めに行う
・油や食材を出しっぱなしにしない
・猫の食事スペースを別の部屋に作る
・台所以外にお気に入りスペースを作る
わが家の猫はすぐ台所に来て、コンロやシンクに上がってしまいます。
家族の食べ終わった茶碗や水の入ったコップなど舐めてしまうので、シンクの洗い物はこまめにするようになりました。
【しつけ・習慣づけ】
・入ってきたら静かに外へ出す(叱らず淡々と)
・「ダメ」「ストップ」などコマンドを決める
・入っても反応せず、注目を与えない
・台所に入らなかったら褒める
・料理時間を一定にする(猫が学びやすい)
ダメな時は低い声で、褒める時は高い声で明るく声をかけるようにしています。
猫は人の声のトーンで良い悪いを感知するようです。
安全な“猫の居場所”を作るのも効果的

猫は、飼い主の近くにいたい生き物。
だから、危険な台所に来ないようにするには「安心できる場所」を別に用意してあげることも大切です。
・日向にベッドを置く
・窓際のハンモックやキャットタワーを置く
・料理中でも飼い主が見える位置に猫の居場所を作る
「見えるだけで安心する」猫も多いです。
台所で気をつけたい猫の危険ポイント

台所には次のような危険があります。
・火をつけたまま離れない
・熱いフライパンや鍋は冷めてから片付ける
・洗剤・漂白剤は必ず収納
・包丁など鋭利なものを放置しない
・IHコンロも使用後は熱いので注意
私は、油鍋を使い終わったら蓋をしたり、コンロを使ったらコンロの上に鍋敷きを置いて、猫が通っても安全なようにしています。
まとめ

猫は好奇心旺盛なので、危険な台所にも平気で近づいてしまいます。
叱るだけでなく、猫が安心して過ごせる環境を作ることが大切です。
飼い主も猫も安心できる環境を整えて、料理時間を安全で楽しい時間にしましょう。


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