「猫って一日の3分の2は寝るって聞くけど、うちの猫ぜんぜん寝てない気がする…」
そう思ったこと、ありませんか?
実は私もそうなんです。
我が家の猫は、朝から「お腹すいた~!」と鳴き、私が座るとすぐ膝に乗ってきて、夕方までずっと私のあとをついてきます。
「この子、いつ寝てるの!?」と思うほど元気いっぱい。
でも気になって調べてみると、どうやら猫の年齢や性格、環境によって睡眠時間はかなり違うみたいなんです。
猫の平均睡眠時間は!?年齢別・睡眠時間の目安

うちの猫は、いつでもニャンニャン鳴いて何かを要求してきて、あまりおとなしい時間がありません。
猫の睡眠時間は長いと聞いたことがあるので、うちの子は大丈夫なのか心配になりました。
猫の平均睡眠時間はどのくらい?
一般的に、猫は1日のうち12~16時間ほど寝ると言われています。
つまり、1日の半分以上は寝ている計算。
中には18時間近く眠る子もいるそうです。
「え?そんなに!?」と思うかもしれませんが、もともと猫は狩りの動物。
野生では、狩りのチャンスが来るまでじっと体力を温存していたため、今でもその名残で長時間寝る習性が残っているのです。
子猫と成猫でこんなに違う!猫の年齢別・睡眠時間の目安
猫の睡眠時間は、年齢によって大きく変わります。
| 年齢 | 1日の睡眠時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 子猫(~6か月) | 約18〜20時間 | 成長のためにたくさん寝るが、起きているときは超ハイテンション! |
| 成猫(1〜6歳) | 約12〜16時間 | 日中は静かに寝て、朝夕に活動的になる(薄明薄暮性) |
| 高齢猫(7歳〜) | 約16〜18時間 | 運動量が減り、昼間もよく寝るように |
つまり、「うちの猫、全然寝ない!」と思っても、
実は子猫だから起きている時間にエネルギー全開で動いているだけということが多いらしいですね。
猫の睡眠は「ぐっすり」と「うとうと」が半分ずつ

寝ていると思っていても、目が開いていてこちらを見ていることも多いのでちゃんと休めているのか不安に鳴るときがあります。
猫の睡眠には大きく2つのタイプがあります。
- 浅い眠り(うとうと) … 約70%
- 深い眠り(ぐっすり) … 約30%
つまり、寝ているように見えても、猫の多くは「うとうと」しているだけ。
耳や尻尾を動かしたり、物音にすぐ反応したりするのはそのためです。
人間でいうと「まどろんでいる」感じ。
なので、「寝てるように見えない」「ずっと動いてる」と思っても、実はこまめに浅い眠りをとっているのです。
たくさん寝るといっても浅い眠りだから、物音がするとすぐ反応できるんですね!
猫が落ち着いて眠れないときに考えられる原因

それでも「うちの猫、明らかに寝る時間が少ない…」と感じるときは、次のような原因があるかもしれません。
① 環境が落ち着かない
テレビや人の出入り、掃除機の音などで安心して眠れないことがあります。
静かな寝場所を確保してあげるのが大切です。
② 遊び足りない
日中の運動が足りないと、夜になってもエネルギーが余って眠れません。
1日15分〜30分ほど、一緒に遊んであげましょう。
釣竿タイプのおもちゃやボール遊びが効果的です。
③ ストレスや不安
引っ越し、家具の配置換え、新しい家族(猫や人)が増えたなどの変化でも、睡眠が乱れることがあります。
お気に入りの毛布やベッドなど、“安心できる匂い”を残してあげましょう。
うちの猫の場合は…

我が家の猫はまだ生後5か月。
毎日元気いっぱいで、私の後をついて回るのが日課です。
朝は「ごはん!」、昼は「遊ぼう!」、夜は「まだ寝ないの?」と大騒ぎ。
でも気づけば、日中にソファの上や窓辺でこっそり“うとうと”していることも。
観察してみると、短時間の昼寝を何度も繰り返しているようでした。
これも猫らしい睡眠スタイルなんですね。
飼い主ができる“ぐっすり眠れる環境づくり”

猫が安心して眠れるように、次のポイントを意識してみましょう。
- 静かで落ち着いた寝場所を作る
- ふかふかの毛布やベッドを置く
- 部屋の温度を20〜25℃くらいに保つ
- 夜は部屋を暗くしてあげる
- 日中にしっかり遊んで、夜はリラックスモードに
こうすることで、猫の生活リズムも整いやすくなり、夜中に「遊んで~!」と鳴かれることも少なくなります。
まとめ:猫は寝ていないようで、ちゃんと寝ている!

「うちの猫、全然寝てない!」と思っても、実は短時間のうとうとを積み重ねて、しっかり睡眠をとっています。
猫の睡眠スタイルは人間とは違い、こま切れで浅い眠りを繰り返すのが普通。
そして子猫なら、元気いっぱいなのはむしろ健康の証拠です。
とはいえ、極端に寝ない・夜中に暴れるなどの様子が続くときは、環境を見直したり、獣医さんに相談するのも安心です。
猫が安心して眠れる環境を整えることが、飼い主にとっても“穏やかな毎日”への近道かもしれませんね。


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