
木工用ボンドが乾燥するまでの時間ってどれくらいなのかな?
工作で使う接着剤と言ったら木工用ボンドが思い浮かびますよね。
工作や、DIYで木工用ボンドを使う時、接着が終わらないと次の作業にいけない!
なんて経験もあるかと思います。
木工用ボンドが乾燥するまでは12時間、最大強度までしっかりと乾くまでの乾燥時間は24時間です。
さらに、作業出来るようになるまでの乾燥時間は3~4時間、と時間の目安も違ってきます。
乾燥するまでの時間が分かっていると作業の段取りも立てやすいですよね♪
また、早く乾かす方法なども紹介していきますので参考にして下さい。
速乾タイプを準備しておくと作業もはかどりますね!
フタを下にして、逆さまに保存しておけるタイプだと、すぐボンドが出てきて便利ですよ♪

木工用ボンドの乾燥時間は12時間!加工は4時間程度

子どもの工作で使ったり、家での家具の補修に使ったり、馴染みのある木工用ボンド。
木工用ボンドが乾燥するまでどれくらい時間がかかるのでしょうか。
木工用ボンドの乾燥時間は12時間、最大強度までは24時間、加工出来るまでは3~4時間です。
私は前までは透明になったら乾いていると判断していましたが、何回も確認しないといけなくて、作業もはかどりませんでした。
加工出来るまでは、約4時間!最大強度までは24時間
木工用ボンドを使って作業が終わりであれば問題無いのですが、その後に作業があると乾燥するまでの時間が気になりますよね。
最大強度になるまでは24時間ですが、硬化までは12時間、加工が出来るようになるまでは3~4時間です。
3~4時間って待っていると長いですよね。
乾燥時間を知らなかった頃はまだかまだかと触りすぎて、ポロっと取れてしまってやり直しなんて事もありました。

やり直しで結局もっと時間がかかっちゃったな
木工用ボンドは水分が減る事で固まっていくので、温度が高い場所では固まりやすく、逆に湿度が高いと固まりにくいのです。
利用する状況で時間は前後する事を覚えておいて下さいね!
速乾タイプなら加工出来るまでの時間が短縮される!
3~4時間も待っていたら作業が進まない!
そんな時は速乾タイプを使いましょう。
速乾タイプなら、加工出来るようになるまで1~2時間です。
3~4時間が1~2時間に短縮されると大分助かりますね♪
速乾タイプは硬化までは6時間、最大強度になるまでは通常タイプと同じ24時間です。
比較を表にしてみました。
加工可能まで | 硬化まで | 最大強度まで | |
通常 タイプ | 3~4時間 | 12時間 | 24時間 |
速乾 タイプ | 1~2時間 | 6時間 | 24時間 |
速乾タイプは水分が少ない分、乾燥までの時間が早くなります。
ただ、個人的な意見ですが、水分が少ない分扱いにくいと感じた事があります。
粘度が高いので広い面に塗る時などは塗っている間に伸ばしにくくなってしまうなどの場合も。
可能であれば通常タイプと速乾タイプ両方用意して、使い分けるといいかも知れませんね。
速乾タイプを準備しておくと作業もはかどりますね!
フタを下にして、逆さまに保存しておけるタイプだと、すぐボンドが出てきて便利ですよ♪

水が染み込む素材なら木工用ボンドで接着出来る
「木工用」とありますが、木工用ボンドは何に使えるのでしょうか。
木工用ボンドは水が染み込む物は接着出来て、水を通さない物は接着しません。
以前は何となくの勘で判別していましたが、明確な答えがあると判別も簡単ですね♪
木工用ボンドは樹脂と水で作られていて、水分が蒸発したり、素材に水分が染み込んだりして接着します。
水が素材に染み込むと時に樹脂も一緒に染み込み接着が出来るのです。

水が染み込まない素材の時は、素材同士が接着せずにただ樹脂が固まっただけって事だね。
具体的にどんな物が接着出来て、どんな物が接着出来ないのでしょうか。
接着出来る物 | 木材、紙、布 |
接着出来ない物 | プラスチック、金属、陶器 |
そう言えば昔下敷きに木工用ボンドを広げて、デコレーションして固まったら剥がすという遊びをよくしていました!
あれは樹脂だけが残った状態だったのですね。
木工用ボンドの乾燥はドライヤーを使って時間短縮!


速乾タイプがあるのは分かったけどもっと早く乾かす方法はあるのかな
木工用ボンドはドライヤーなどで風や熱を当てる事で乾燥時間を短縮出来ます。
少しでも早く乾燥したら、助かりますよね!
早く乾燥させるにはドライヤーで風と熱を当てる
早く乾燥させるには具体的にはどうしたら良いのでしょうか。
木工用ボンドを早く乾燥させるにはドライヤーを使うと良いです。
ドライヤーなら家にあるし、手軽に出来る方法ですね!
木工用ボンドの水分を減らすためには、風を当てたり、熱を当てたりするのがおすすめです。

それにピッタリなのがドライヤーって事だね!
ドライヤーで無くても、冬であればファンヒーターの前などでも良さそうですね。
後は、風通しの良い場所に置いておいたり、暖かい場所に置いたりするだけでも乾燥時間の短縮になります。
作業する季節によっても早く乾燥させる方法は変わってきますね!
結局のところ、季節関係無く使えるドライヤーが手軽でおすすめです♪
木工用ボンドが接着出来るのは樹脂が原料だから!!
まず木工用ボンドがなぜ接着するのか頭に入れておいて頂くと早く乾燥させるために色々工夫が出来るかも知れません。
簡単に説明すると、木工用ボンドは酢酸ビニル系の樹脂で出来ています。
固まらないために乳化させている水分を飛ばす事で樹脂が固まって接着されます。

簡単でもなんだかよく分からないわ。
これだけだとイメージがあまり湧かないですよね。
木工用ボンドが固まった状態の透明な物が樹脂。
それを接着剤として使えるように水で液状にしている状態が売られているのが木工用ボンド。
樹脂と水で乳化しているので白いのです。
水分が蒸発したり、接着する木材に吸収されたりする事で樹脂だけになり、透明になって固まります。
とにかく水分を飛ばせば接着するという事ですね!
木工用ボンドの乾燥は強度の決め手!圧着も重要!

木工用ボンドの強度はどれくらいあるのでしょうか。
接着力が発揮されるまで固定する工具を使い、しっかりと圧着させて乾燥すれば超強力です!
木工用ボンドは大工さんなど、プロの方も使うみたいですね!
実は木工用ボンドは瞬間接着剤より接着強度が強い
木工用ボンドはどれくらいの強度で接着するのか気になりますよね。
実は、木工用ボンドの接着強度は瞬間接着剤よりも強いのです。
瞬間接着剤より強いというのは正直意外ですよね!
1㎝角の木材を接着した場合の強度を比較してみました。
木工用ボンド | 100㎏ |
瞬間接着剤 | 70㎏ |
マジックテープ | 0.85㎏ |
強力なイメージの瞬間接着剤と比べるとどれくらい強いのか分かりやすいですよね。
ただし、正しく使って最大強度に達するまで静置させた場合の強度です。
木工用ボンドを乾燥させる時は固定する器具などを使ってしっかり圧着させて下さいね!
固定する器具は「クランプ」と言う品名で、ホームセンターなどに売っています。
以前家のリフォームをした時に、木工用ボンドを使うのか!とびっくりした事がありましたが、これだけの強度があるなら納得ですね!
乾燥後の木工用ボンドの注意点は水や熱に弱い事
扱いやすく、接着強度も高い木工用ボンドですが注意点もいくつかあります。
乾燥後でも水に弱い事、接着する材料に不向きな物がある事などです。
確かに水には弱く、手についた木工用ボンドも水で洗えばすぐ流せますよね。
以下が木工用ボンドの注意点です。
- 水に弱いので水がかかるような場所には向かない
- 高温だと柔らかくなってしまうので高温の場所には向かない
- プラスチックやゴムには使えない

木工用ボンドの特性を理解して、木工用ボンドだけでは不安な時は釘と併用して使うなど、工夫して下さいね!
特性が分かっていると場所や状況で、木工用ボンドが適しているか判断しやすいですね♪
まとめ

- 木工用ボンドの乾燥時間は12時間、最大強度までは24時間、加工が可能になるまでは3~4時間
- 速乾タイプの木工用ボンドなら加工可能までは1~2時間に短縮される
- 木工用ボンドは風や熱を当てる事で乾燥時間が早くなる
- 乾燥時間を早くするにはドライヤーの利用がおすすめ
- 最大強度にするために乾燥時間はしっかりと圧着させる事が大切
- 正しく接着させれば木工用ボンドは瞬間接着剤より接着強度が強い
- 木工用ボンドは接着後でも水や熱には弱く、プラスチックやゴムにも使えない
木工用ボンドの乾燥時間や特性を紹介させて頂きましたが新しい発見はありましたでしょうか。
子どもの頃から使っている身近な存在でもある木工用ボンドですが、知らない事もあったのではないでしょうか。
使う機会が多い物だからこそ正しく理解し、上手に使っていきたいですね♪
速乾タイプを準備しておくと作業もはかどりますね!
フタを下にして、逆さまに保存しておけるタイプだと、すぐボンドが出てきて便利ですよ♪

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