
久々に和室のある家へ引っ越しをしたぱん子です。
とても便利なリビングの横にある和室。
私は主にこどもの遊ぶスペースとして使っています。
しかし、リビングと和室が隣接する空間をおしゃれにすることができない悩みがありました。
和室を閉じると圧迫感があるし、仕切りを開放すると和と洋が突然隣接するので、ちぐはぐな雰囲気になるのです。
そこで、圧迫感を軽減し、開放時には和室とリビングが統一感のある広々空間になる方法を見つけました。
リビングと和室の間の仕切りをおしゃれにして、和室のイメージをモダンなものにする方法です!
この記事では、和室の用途に応じたおすすめのおしゃれな仕切りと、和と洋が融合するインテリアをご紹介します。
和室のメリットについてもまとめていますので、参考にしてくださいね。
リビングに隣接する和室のためにつくられたTOSOのプリーツスクリーン。
和紙調の素材と和室に合ったカラーで落ち着きと華やかさのあるおしゃれな部屋ができあがります。
仕切りとしてだけではなく、窓に設置すれば冷暖房効果もアップ!

リビングと和室の仕切りはおしゃれと実用性を兼ねる!

仕切りにはさまざまな種類があり、その見た目や効果が異なります。
リビングと和室におしゃれな仕切りを設けたいなら、まずは和室の用途に合わせて選ぶことがおすすめ。
和室の用途に悩んでいるなら、畳のメリットを見直してみてください。
畳のメリットを再発見!子育て世代にもおすすめ♪
私は、床が汚れてもサッと拭き取れるフローリングが好きです。
これまで掃除の手間や劣化が気になる畳の和室は積極的に選んでいませんでした。
もちろん、和室のある家で暮らしたことはありますが、今ほどそのありがたみを感じていませんでした。
畳の香りや構造が老若男女に優しいつくりだと知るまでは!
和室にある大容量の押し入れも魅力ですが、魅力は収納力だけではなかったのです。
私が感動した畳のメリットはこちら。
〈畳のメリット〉
- 畳にはリラックス効果がある
- 畳に使われる「い草」には、天然の芳香成分である「フィトンチッド」やその他リラックス効果が期待できる成分が含まれている
- 調湿効果がある
- 材料である「い草」には空気中の水分を吸収したり放出したりする働きがあるため、夏の湿気や冬の乾燥対策になる
- 「い草」が空気を含むことにより得られる効果がある
- 断熱性、遮音性、吸音性、弾力性など
- こどもが走り回る場合には防音対策となり、転倒しても衝撃が少ないためこどもからお年寄りまで安心
- 空気清浄効果
- 二酸化窒素やホルムアルデヒドなどの有害物質を減らしてくれる
- 消臭効果
- 「い草」が足のにおい(アンモニア臭)を吸着し、抗菌作用で原因菌を増殖させない
など
- 微生物の活動を抑制し、殺菌力を持つ揮発性物質
- 森林浴でリラックスできるのはフィトンチッドの効果
夏はさわやかに、冬は暖かく過ごせる部屋になり、リラックス効果もあるなんて私にとって畳は最高の床材です。
さらに、畳の各効果によって、こどもの集中力が持続するという研究結果もあるのですよ!
和室にはメリットしかないように思えますが、残念ながらデメリットもあるのです。
〈畳のデメリット〉
- カビやダニが発生しやすい
- 吸湿性が優れている分、湿気を好むカビやダニが発生しやすい
- 傷や汚れがつきやすい
- 家具を置くと跡がつきやすく、家具の移動や掃除などで傷がつきやすい
- フローリングと比べて劣化が早い
- 畳の寿命は10~20年
和室を快適に利用するなら、畳のメンテナンスが必要となります。
畳のメンテナンスといっても、特別なことはありません。
- 掃除機をかける
- 畳の目に沿うようにし、強引に引きずって畳を傷つけない
- たまに拭き掃除をする
- から拭きかお湯を固く絞った雑巾を使い、畳に水分を吸収させない
- 畳の上にカーペットなどの敷物を置かない
- 湿気がこもりカビの原因となるため畳の呼吸を妨げない
- 重たい家具を乗せる時は板の上に置く
- 重たい家具を直接置くと畳が傷むため直接置かない
お掃除に関しては、フローリングのお掃除とあまり変わらない印象ですね。
難しいことはなく、可能な程度のメンテナンスと言えると思います。
畳は風通しが悪く湿気が溜まるとカビやダニの原因となってしまいます。

和室を物置などにして閉め切らず、風通しを良くして湿気を防ぐことが長持ちのポイントです!
和室の用途はさまざま!畳のメリットを生かす!
畳のメリットをふまえると和室はこんな使い方ができます。
- 来客
- 来客時の寝室として使える
- 椅子を置かないので大人数の来客があった場合にも座る場所を確保できる
- キッズスペース
- リビングに隣接しているため常にこどもを見守ることができる
- 走り回っても防音性が高く、転んでも弾力性があるのでフローリングの床より安心
- 休憩
- リラックス効果や調湿効果等により、ちょっと寝転がって休みたいという時に寝転がることができる
- 仕事
- リモートワークなど一時的に自宅で仕事をする場合に、ローテーブルを置くだけで仕事をすることができる。
- 家事
- 洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりするスペースとして活用できる
- その他
- 家族団らんのスペースとしてこたつを置くこともできる
など
我が家は和室をキッズスペースとして使っています。
リビングに隣接しているので、家事をしながらこどもたちを見守ることができるのでとても便利です。
座って遊ぶことも、走り回ることも快適なようで、こどもたちも和室を気に入っています。

ロールスクリーンのチェーンも気に入ってしまうので、手が届かないようにしています。
仕切りをするタイミングは両親など来客が寝室として利用する時くらいです。
和室は家事をする時にも使っています。
フローリング床でアイロンがけや洗濯物を畳むと足が痛くなってしまいますよね。
しかし、和室なら正座ができるので作業も気分も楽ちんなのです。
急な来客があっても、和室におしゃれな仕切りがあれば作業の途中でも目隠しができて安心♪
仕切りは、目的や用途に適した種類を選ぶことができます。
さらにインテリアにも合うようなおしゃれな仕切りだと気分も上がりますよね!
リビングと和室の仕切りにはロールスクリーンが便利♪

我が家のリビングと和室の仕切りはロールスクリーンです。
家族がリビングに集合している時は、冷暖房の効率を良くするためにロールスクリーンで仕切ります。
急な来客があった場合にも、リビングの物を一時的に和室に隠してロールスクリーンで目隠ししています。
ロールスクリーンなら工事不要で手軽に設置が可能
我が家のロールスクリーンは採光タイプです。
光を通す素材の物なので、目隠ししながら明るさを確保できます。
ロールスクリーンのおすすめポイントは、襖や扉にはないカラーバリエーションがあることです。
自分の好みや部屋の雰囲気によって自由に色を選ぶことができるのは嬉しいですね。
我が家では頻繁に仕切りを下ろすことはないので、工事不要のつっぱり式ロールスクリーンを設置しています。
壁に穴をあけずに、つっぱり棒で固定するロールスクリーン
つっぱり式のロールスクリーンは着け外しがとても簡単です。
汚れたり、模様替えしたりしたくなったらリフォームよりも気軽に取り換えることができるのも便利なところです。
ただし、ロールスクリーンには遮断性がありません。
ロールスクリーンで和室をプライベート空間にしたい場合は、遮断性がないことをふまえて工夫する必要があります。
私の家の場合は、泊まりに来るのが両親くらいなので、今のところロールスクリーンでも事足りています。
和室にはプリーツスクリーンが最適♪
ロールスクリーンの一種で、プリーツスクリーンという物があります。
このプリーツスクリーンはその名の通りプリーツ状のスクリーンを2枚重ねている物です。
プリーツ状のスクリーンを2枚重ねたことにより、断面はハニカム構造となって内部に空気の層ができるのです。
ミツバチの巣のような正六角形が並んだ構造
ハニカム構造内部の空気の層により、夏の熱気を遮り、冬は暖かい空気を逃がしにくい効果になります。
仕切りを下ろせば冷暖房効果がアップする優れ物です。
プリーツスクリーンは、和風の素材でつくられた物もあるので、和室の障子や畳との相性が良いと言われています。
私はこのプリーツスクリーンと出会うまえにロールスクリーンを設置していたので、次はこちらに替える予定です。
プリーツスクリーンは見た目が軽やかなので、仕切りとしては圧迫感が少ないことがメリットです。
しかし、実際は二重構造ということもあり、かなり重たい物なので取り扱いにはご注意くださいね。
リビングに隣接する和室のためにつくられたTOSOのプリーツスクリーン。
和紙調の素材と和室に合ったカラーで落ち着きと華やかさのあるおしゃれな部屋ができあがります。
仕切りとしてだけではなく、窓に設置すれば冷暖房効果もアップ!

リビングと和室の仕切りは扉が安心!お部屋が増える♪

先ほどご紹介した通り、ロールスクリーンには遮断性がありません。
そのため、寝室などプライベート空間として和室を使う場合の仕切りは、扉や襖のほうが適しています。
また、畳はにおいがつきやすく傷つきやすいもの。
ペットを飼っているなら、扉などの仕切りで閉め切ることができるようにするほうが良い場合もありますよね。
洋風リビングと和室の間に扉を設置するなら、その両方に合う物は戸襖です。
戸襖は、閉めた時にリビング側からは板材や壁紙で洋風に、和室からは襖紙で和風に見せることができる扉です。
戸襖は引き戸なので開放状態にしていれば、リビングと和室を繋げて空間を広くすることができます。
襖は障子とは異なり光を通さないので、和室をプライベート空間にすることができるのです。
襖紙を張り替えると印象が変わるので、襖をおしゃれにしたい場合にはおすすめですよ!
和室をプライベート空間にすることにこだわりがない場合は、こんな扉もあります。
- ガラス戸
- ガラスをはめた扉
- 扉としての役割と、光を取り入れる役割がある
- 障子
- 日本建築の間仕切り
- 格子の両面に布や紙を貼った引き戸
- ガラス戸と同じように扉としての役割と、光を取り入れる役割がある
- 格子戸
- 木材を格子状に組んだ扉または引き戸
- 格子の隙間があいているので通気性が抜群
特に格子戸は「どの部屋にも合う」と言われているほどデザインが豊富です。
洋風リビングにも和室にもどちらにも合う仕切りにすることができます。
ただし、つっぱり式のロールスクリーンとは違い、扉の新たな設置にはリフォームが必要になります。
扉を設置するかどうかは、慎重に検討したいですね。
ちなみに、私の家には窓に障子があるのですが、こどもだけではなく私までうっかり穴をあけてしまっています。

このやぶれた障子は近々なんとかしなければと思っています。
リビングと和室の仕切りにアコーディオンカーテンも♪

リビングと和室の仕切りにはアコーディオンカーテンという選択肢もあります。
横方向に伸縮する折り畳み式の扉
アコーディオンカーテンは、アコーディオンドアとも呼ばれ、ロールスクリーンと比べて遮断性が高い仕切りです。
住宅だけではなく、店舗や施設、病院などで空間を仕切りたい場合に利用されるほど、遮断性のある仕切りです。
リモートワークなどのお仕事は、リビングよりも和室で集中するのもおすすめです。
和室にローテーブルを置いて仕切ると、一時的に自宅で仕事ができる環境にもなります。

なんと、鍵付きのアコーディオンカーテンもあるのです!
デザインもおしゃれな物が増えてきているので、自宅ならではの優しい雰囲気をつくることもできますよ。
アコーディオンカーテンは丈夫で取り付けが簡単なため、DIYで設置できる物もあります。
大工さんなど業者さんへ取り付けについて相談・依頼をすると数万円ほど費用がかかってしまいます。
そのためDIYを選ぶ人も多いようです。
ただし、業者さんへ依頼するほうが取り付け可能な個所に確実にしっかり綺麗に設置してもらえるので安心ですよね。
つっぱり式のアコーディオンカーテンもありますが、隙間ができるので遮断性が高いとは言えません。
しかし、目隠しや冷暖房の効果を高める役割は十分に果たせます。
また、アコーディオンカーテンには、折りたたんだ時の生地幅(たたみ込み)が開口部に溜まります。
その分、出入口が少し狭くなってしまいます。
リビングと和室の仕切りとして使いたい場合は、設置の前に開放している状態の開口部のイメージを確認してください。
日中は部屋を開放し、夜は仕切りを閉じて和室を寝室にするという使い方なら、アコーディオンカーテンが便利です。
リビングと和室に仕切りなしもアリ!収納で区切る!

リビングと和室の間を思い切って仕切りなし!とする方法もあります。
今、プリーツスクリーンと同時に設置を検討しているのが間仕切り収納です。
「仕切りなし」なのに「間仕切り」と言ってしまっていますが、ただ仕切るだけではなく収納として活用する方法です。
私の家は家族が増え、物も増えつつあるので収納はどれだけあっても足りません。
本や趣味の物をディスプレイするのもおしゃれですよね。
高さのある収納可能なパーテーションや、リビング側からも和室側からも物を取り出せるオープンラックなど。
間仕切り収納があっても、リビングと和室の間の空間が抜けていると広く感じることができます。
工事不要な仕切りはリフォームよりも気軽に変更することができますし、仕切りなしにして収納を置くことも自由です。
季節や家での過ごし方が変わるたびに仕切りを見直すことができると楽しいですね。
リビングと和室の間を仕切りなしにすることで、リビングが広く感じられるので気持ちが良いです。
間仕切り収納は、リビングと和室を完全に仕切る必要がなく、収納が欲しい場合にはおすすめです。
リビングと和室は仕切りリフォームで悩み解決!!

リビングと和室の間に空間の抜けがあると広く感じることができます。
そのため、仕切りをとってしまう仕切りリフォームも選択肢の一つです。
同時に、和室もリフォームするという方法のご紹介です。
床をフローリングにリフォームすると広々空間に♪
和室のリフォームといえば、床材を替えることが一般的です。
- 畳をフローリングにリフォームする
- 畳を替える
和室をフローリングにして、壁や扉の仕切りリフォームもしてしまえば、仕切りに悩む必要はありません。
ただし、和室や仕切りリフォームをする場合は、当然ですがリフォーム費用も日数もかかります。
残念ながら和室のメリットも失ってしまいます。
もし和室に戻したくなっても、再度リフォームが必要になるなど、とても大変です。
そこでおすすめは、和室をリビングに合わせた空間にすることです。
おすすめは、和室の畳を琉球畳に替えるという方法!
- もともとは琉球表という大分県で栽培される「七島イ草」を材料にした畳を指す。
- 現在は縁がない半畳サイズの畳のことを指す
- 「い草」だけではなく和紙や化学素材が使われているため、カラーバリエーションが豊富
琉球畳は縁がなくカラーバリエーションが豊富なので自由に組み合わせてカラフルな和室をつくることもできます。
リビングに合う洋風の色合いにするのも、和風の要素は残しながらモダンな印象にするのもあなた次第!
リビングに和室の仕切りをなくしても、部屋同士がなじんでいるなら解放感も手に入れることができます。
畳を張り替えるタイミングがきたら、琉球畳にしてみるチャンス。
畳のメリットも残しながら、和室の雰囲気をガラッと変えることができます。

賃貸物件の畳を替える場合は、事前に家主さんや管理会社さんに確認してくださいね!
ダニが発生しづらい人工素材でできた物が登場するなど畳も進化しています。
もちろん、昔ながらの畳の風情も素晴らしいです。
バリアフリーのことを考えると、仕切りのないフローリングにリフォームすることもあるでしょう。
しかし、畳のメリットが捨てがたいので、個人的には和室をフローリング化せずに残したいと思っています。
北欧風の壁紙やインテリアでリビングとの統一感を出す
和室の畳を琉球畳にしたのなら、それと合わせて壁紙やインテリアも変えるとお部屋の印象がかなり変わります。
壁紙やインテリアのおすすめは人気の北欧カラーです。
北欧カラーといえば、鮮やかな色に少しグレーを混ぜたような柔らかい色合いが特徴です。
北欧風の色合いやインテリアを用いることで、和室の良さを残しつつ洋風リビングとも一体感が出てきます。
モノトーンでまとめた落ち着いた色合いも素敵ですが、季節感を感じにくいとも言えます。
北欧では、日照時間の少ない季節は自宅で過ごす時間が長いそうです。
そのため、家の中の色に気分が明るくなる色を取り入れています。
日照時間の長短にかかわらず、素敵な考え方ですよね!
さらに、北欧インテリアは素材に木を使っている物が多く、シンプルなデザインなので和室にもなじみやすいのです。
もしあなたのお家の近くにIKEAがあれば、ぜひのぞいてみてください。
和室に合わせるという視点で家具を見てみると、イメージが膨らんで楽しいですよ♪

IKEAでインテリアを探すことが最近の私の趣味です♪
スウェーデン発祥の家具量販店
まとめ

- リビングと和室におしゃれな仕切りを設けたいなら部屋の用途に合わせる
- 畳の香りや構造が老若男女に優しいつくりで、リビングに隣接する和室には幅広い用途がある
- 和室はキッズスペースにも向いている
- 急な来客でもリビングの物を和室に隠して仕切りで目隠しすることができる
- ロールスクリーンには工事不要のつっぱり式ロールスクリーンがある
- 仕切りによって夏の外からの熱気を遮り、冬の暖かい空気を逃がしにくいという効果がある
- 洋風リビングと和室の両方に合う扉は戸襖
- アコーディオンカーテンは遮断性が高くプライベート空間を作られる仕切り
- 間仕切り収納なら仕切るだけではなく収納として活用できる
- リビングと和室の統一感を出すならリフォームで和室を変える
リビングと和室が隣接している間取りはとても便利です。
和室を隠すより仕切りをおしゃれにしたり、仕切りをとってリビングとなじませたり、お家の空間がより快適に。
和室が、いつも忙しいあなたのおしゃれで癒される休憩スペースになりますように!
リビングに隣接する和室のためにつくられたTOSOのプリーツスクリーン。
和紙調の素材と和室に合ったカラーで落ち着きと華やかさのあるおしゃれな部屋ができあがります。
仕切りとしてだけではなく、窓に設置すれば冷暖房効果もアップ!

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