十五夜と言えば「中秋の名月」とも呼ばれ、日本の風物詩とも言えるイベントです。
秋ならではの楽しい行事お月見が欠かせませんよね♪

十五夜をしてみたいけど飾りっていつから飾ればいいのかな?
十五夜には美しい月を眺めるだけではなく、月に見立てた収穫物を飾りお供えする風習もあります。
いつから飾るなどは特に決まりはありませんが、当日の月が見える頃までに準備すると良いでしょう。
お月見のお供え物や飾りについても詳しく解説していきます。
また、お月見の楽しみ方もあります。
今回は、十五夜飾りはいつから何を飾るのか、楽しみ方についてご紹介します。
生ものを用意するのが難しい場合は、折り紙で十五夜の飾りを作って雰囲気を楽しみませんか?
たくさん入っていますので、万が一失敗してしまっても大丈夫♪
お月見の作品以外にも楽しむこともできるのでお一つあるとたくさん遊べます。

十五夜の飾りはいつから準備するのかは夕方位が目安

さて、十五夜の飾りはいつから何を飾るのでしょうか?
十五夜の飾り付けはいつからすればいいのかは、特に決まりはなく当日月の見える頃までに終わらせるといいでしょう。
当日はどうしても時間がない場合は前日でも大丈夫です。
しかしお供え物は日持ちがしないものが多いので、なるべく当日に飾り付けをした方がよさそうです。
また、十五夜飾りの片づけに関してですが特に決まりはありませんが、こちらも当日に片づけるのがいいでしょう。
後ほどご紹介する飾りの中にススキがありますが、すすきは魔除けの効果があります。
すすきは魔除け・無病息災の効果があるとも言われていますので、捨てず軒先に吊るすなどして枯れるまで飾っておくのが良いですね♪
家を災いから守ってくれることでしょう。
十五夜は旧暦の15日の夜!発祥は中国の秋節
十五夜とは、旧暦で毎月15日の夜のことを言います。
発祥は中国の秋節だとされています。
中国の秋節は、月を眺めながら月餅やお茶を飲むという行事です。
日本には平安時代に伝わりました。
江戸時代になると、平安時代には貴族だけで行われた十五夜が庶民にも広がったのです。
しかし、平安時代の貴族と江戸時代の庶民では十五夜の意味合いが変わっています。
平安時代の貴族達は、月を見ながら宴会をして楽しむ行事でした。

江戸時代の庶民は月の神様に豊作を願ったり感謝をしたりする日となったのです。
当時は月への信仰があり、月の神様(つくよみのみこと)に感謝や祈願をしていました。
十五夜の別名「中秋の名月」は8月15日の夜に見える月を指します。
旧暦では7月から9月を秋としており、7月が初秋・8月が中秋・9月が晩秋と呼びます。
8月は空が澄んで月が美しく見えるので「中秋の名月」と呼ばれるようになりました。
お月見のお供え物は3種類そろえるのが基本的
それでは十五夜に欠かせないお供え物と飾りの説明です。
十五夜のお供え物はおだんご・すすき・野菜や果物の3種類が基本です。
この3種類にはそれぞれ意味があります。
お供えもの3種類
- おだんご
- すすき
- 野菜や果物
それでは3種類の説明をしていきます。
おだんごは豊作の感謝と願いの気持ちをこめて供える
十五夜に欠かせないのはなんと言っても「月見だんご」です。
昔は米粉から作るのが一般的で「今年もお米がたくさん獲れました、ありがとうございます」と「また豊作になりますように」と感謝と願いの気持ちがこめられていました。
月を感じさせる丸いおだんごをお供えし、それを食べることにより幸せと健康が得られると言われています。
十五夜にちなんで一寸五分(約4.5㎝)のおだんごを15個お供えします。
子供達と一緒に手作りするのも楽しいですよ♪
少し作る時間がかかるので早めに準備するといいでしょう。

丸い形にするので滑ったりくっついたりで結構大変ですが楽しめますよ。
いつから飾るのかという話ですが、おだんごを手作りする場合は時間を見て用意しましょう。
三方と呼ばれる台に乗せてお供えしますが、ない場合はお皿でも大丈夫ですよ♪
すすきは魔除けの効果があり災いから農作物を守る‼
一般的にはすすきを一緒に飾ります。
これも十五夜の飾りとしては有名で欠かせませんよね♪
すすきは、月の神様を呼ぶ依代(よりしろ)の意味があり、一緒に飾られます。
神様が降りてこられますので月から見えるところに飾りましょう。
また、魔除けの効果があるとされており、悪霊や災いなどから収穫された農作物を守り、翌年の豊作を願う意味がこめられています。
見た目が稲穂に似ているため、米の豊作を祈る意味もあるのです。
豊作物を守ってもらえるなんてありがたいですね‼
飾り方は5本が一般的とされています。
稀に15本飾る地域もあるようですが2~5本あれば大丈夫です。
花瓶に入れてお月様から見て左側にくる位置に飾ると良いとされています。
なるべく右側には飾らないようにしましょう。
今でも災いから田んぼや家を守る風習が残っていますよ。
野菜や果物でお供えするといいのは里芋と旬のもの
十五夜はその年の農作物を収穫できたお祝いと、来年の豊作を祈る意味がこめられています。
そのため、その年に収穫できた農作物を飾ると良いとされています。
おだんごやすすきは有名ですが、農作物を飾るのは知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
中秋の名月は「芋名月」とも呼ばれており、里芋の収穫を祝う行事でもあります。
江戸時代の庶民達は里芋をお供えするのが定番でした。
稲作が伝わる前は芋が主食だったため、特に大切な作物をお供えして豊穣をと感謝を祈ったとされています。
また、里芋以外にも大根や枝豆などの野菜やぶどうなどの果物を飾っていました。
ご自宅で野菜や果物などを育てている場合は一緒に飾ってみましょう♪
私も家庭菜園で育てているミニトマトを飾りたいと思います。
十五夜の飾りは100均にもあるがあまり種類はない

100均には季節ごとの飾りが並べられていることも多いです。
しかし、ハロウィンやクリスマスと違い十五夜の飾りはあまり見かけません。
ですが、100均の「ダイソー」には十五夜をモチーフとした置物とすすきがありました。
また、おだんごを乗せる三方という置物がキッチン用品の売り場で販売されています。
他の100均ではウッドオブジェと月とうさぎのジェルインテリアステッカーなどもありました。

他に十五夜に使えそうなアイテムはムーンライトなどがいい雰囲気で使えます。
100均を調べてみた結果あまり十五夜の飾りは置いていませんでしたが、すすきや三方はありましたので最低限は揃うのではないでしょうか。
すすきを飾る入れ物も小物が充実していますので瓶に入れて飾ったら可愛いですよ♪
100均は店舗によって商品が違いますので探してみると楽しいです。
掘り出し物があるかもしれませんよ。
十五夜の飾りは折り紙で簡単に子供でも作れる♪


子供と一緒に十五夜を楽しみたいけど簡単に手作りできるお月見飾りはないかな~
9月が近づいてくるとお月見の飾りを自分で作れないかな?と悩んでしまいますよね。
小さいお子さんがいる場合は幼稚園などでお月見の話を聞いてやってみたいと言い出す子もいるでしょう。
十五夜の飾りは折り紙でも作れてしまうのです。
先程は実物での飾りをご紹介しましたが、今度は簡単に手に入る折り紙で可愛い十五夜の飾りを作ってみませんか?
100均でも他のイベントと比べてお月見の商品が少ないため、手作りに挑戦してみましょう!
子供でも作れるのでお子様と一緒に楽しんで作ってみましょう。♪
簡単に作れる可愛いうさぎさんの作り方2種類紹介
こちらはより簡単に作れるうさぎさんです。
幼稚園児でも作れますので小さいお子さんにおすすめです。
材料は折り紙とハサミと顔を書くペンのみで簡単に作れます♪
小さなお子様はハサミの扱いに注意して作ってくださいね。
- 手順1真ん中に折り目を付ける
- 手順2付けた折り目に向けて両方から折る
- 手順3上の三角の部分を折る
- 手順4裏に返して線のところをハサミで切る
- 手順5片方を斜めに折る
- 手順6顔を書いて完成
(絵心無くてすみません)
簡単なうさぎさんは1分位が所要時間です。
このうさぎさんはすごく簡単に作れて楽しいです。
平べったいので壁飾りにしても可愛いですよ。
次は立体的なうさぎさんの作り方です。
材料は先程と同じで、折り紙・ハサミ・ペンです。
- 手順1真ん中に折り目を付ける
- 手順21で付けた折り目に向けて折る
- 手順3色の付いている部分を折る
- 手順4角が外側にはみ出るように折る
- 手順5裏返して角と角が合うように折る
- 手順6真ん中で色の付いている方へ折る
- 手順7右側の角を少しだけ左側に引く
- 手順8下の角の部分を両方内側に折る
- 手順9耳の部分を半分より少し多く切る
- 手順10切ったら中の色が見えるように広げて、形を整えて完成♪
(うさぎさんの顔も書いてみましょう)
こちらも幼稚園の子でも作れるくらい簡単です。

うさぎの耳を外側に折ってアレンジしてみても可愛いですよ♪
小さいサイズの折り紙で小さいうさぎも作れます。
親子のうさぎを作って飾ってみると可愛いですよ。
壁飾りにも使える♪折り紙で簡単なすすきの作り方
十五夜に欠かせない飾りと言えばすすきですよね。
今回作るすすきは平面と立体の2種類作っていきます。
すすきもハサミを使用しますので気を付けて作ってください。
まず、平面のすすきからご説明します。
材料は、折り紙・のり・ハサミです。
- 手順1半分に折り三角を折る
- 手順2さらにもう半分折り小さい三角にする
- 手順31度広げる
- 手順4折り目にそってハサミで切る
- 手順5右角と左角を合わせて折り目を付ける
- 手順6手順5で付けた折り目まで5~6本くらい横に切る
- 手順7左を少し折る
- 手順81/3くらいまで折ったらのり付けする
- 手順9今度はくるくると折り目まで巻く
- 手順10横に切った部分も軽く巻いて形を整えたら完成♪
次は立体のすすきの折り方です。
立体のススキは平面のすすきの続きからになります。
- 手順1平面のすすきの先を少し折り根本までくるくるねじる
- 手順2残りもすべて同じようにねじり形を整えたら完成♪
写真は少しいびつですが丁寧に作ればもっときれいに作れます(笑)
折り紙で花瓶を作って飾っても可愛いですよ♪
ぜひ挑戦して作ってみましょう。
生ものを用意するのが難しい場合は、折り紙で十五夜の飾りを作って雰囲気を楽しみませんか?
たくさん入っていますので万が一失敗してしまっても大丈夫♪
お月見の作品以外にも楽しむこともできるのでお一つあるとたくさん遊べます。

まとめ

- 十五夜の飾りはいつからするのか特に決まりはないが、当日の月が見える時までに準備すると良い
- 旧暦で毎月15日の夜を十五夜と言う
- 十五夜の飾りは、おだんご・すすき・野菜や果物の3点を用意するのが基本的
- 100均ではお月見はグッズを買えるが、ハロウィンやクリスマスと違い十五夜グッズはあまり種類がない
- お月見の飾りは折り紙でも作れる
- 折り紙で作るうさぎさんは幼稚園児でも簡単に作れるので小さい子が作るのにおすすめ
- 折り紙で作るすすきは平面・立体どちらにもできる
十五夜の飾りをいつから何を飾ればいいのか悩んでいたあなたも解決できたと思います。
今までなにげなくやってきたお月見も、昔の人の思いや祈りがひしひしと伝わってきますね。
昔の人々は十五夜をいつから楽しんでいたのでしょうね。
十五夜をなにげなく過ごしていた方も、ぜひ豊作を願って挑戦してくださいね。
生ものを用意するのが難しい場合は、折り紙で十五夜の飾りを作って雰囲気を楽しみませんか?
たくさん入っていますので、万が一失敗してしまっても大丈夫♪
お月見の作品以外にも楽しむこともできるのでお一つあるとたくさん遊べます。

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